懐石割烹こおりの
「紋」と「色」について


紋 : 隅入り鉄砲角に片喰

(すみいりてっぽうかくにかたばみ)

片喰紋とは、多年草である片喰(カタバミ、別名・酢漿草)の葉を図案化した家紋です。片喰は、夜になると葉を閉じ、その姿が葉の一部を食べられたように見えることから、「片喰」と呼ばれるようになりました。 

 

また、雑草として踏まれても容易には枯れない強い生命力を持つことから、家紋として用いられるようになり、現在では最も古い家紋の一つに数えられています。主に京都・大阪・兵庫・滋賀などの地域で使用されています。 


色 : 木蘭

(もくらん)


木蘭(もくらん)は【日本の伝統色】の一つで、中国から伝わった木蘭の樹皮を染料として用いて染められる、くすみを帯びた黄褐色です。高位の僧侶がまとう袈裟の色の一つとして知られており、襲(かさね)の色目としては「表を黄、裏を黒」とする配色で、表裏が重なり合うことで、やや黒みを含んだ黄色を表現したものと考えられています。